ご挨拶

評価機構の発足にあたり

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一般社団法人
薬学教育評価機構
理事長

井上 圭三

平成18年度の薬学教育6年制施行にあたり、中央教育審議会から薬学教育プログラムの第三者による評価システムの構築が求められました。そのため、日本薬学会薬学教育改革大学人会議の下に設置された薬学教育評価検討委員会と全国薬科大学長・薬学部長会議の薬学教育評価実施委員会が中心となり、これまで検討が進められてきました。

このたび、平成20年12月10日付にて、「薬学教育評価機構」が一般社団法人として、正式に発足することとなりました。薬学教育課程には6年制と4年制がありますが、本機構は当面、6年制の薬学教育プログラムに限定して評価を実施し、薬学教育の充実、発展に資することを通じて、医療人として社会から真に信頼される薬剤師の育成を目指します。

本機構は6年制が完成する平成24年3月以降に、本格的評価を開始いたします。それに先行し、平成22年3月末までには、各大学および薬学部は評価基準に基づいた自己評価を実施して公表することが、全国薬科大学長・薬学部長会議において全会一致で決まっております。この「自己評価21」は、6年制課程の平成22年5月から始まる病院と薬局での参加型実務実習のために、各大学および薬学部がそれに対応できるだけの十分な教育が行われていることを自己評価を通じて社会に示そうという次第です。その際、本機構にも自己採点結果をまじえた自己評価報告書が提出されますので、その解析等を行い、本評価の実施に備えることとしております。

折しも、中央教育審議会の「学士課程教育の構築に向けて」(平成20年10月)の提言では、第三者評価における分野別の評価が今後の重要課題として挙げられ、分野別の教育の質保証システム構築が、大学および大学関連団体に求められております。その様な中で、特に学部別に限って見ますと、分野別の教育の質を維持向上するための自主的な取り組みとしては、本機構が我が国で初めてであります。

これから本評価の開始に向けて、取り組むべき課題は山積みされております。皆さまのご理解、ご協力の基に質の高い薬剤師を養成するため、薬学教育の向上・発展に貢献していく所存でおります。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

(平成20年12月吉日)