一般社団法人 薬学教育評価機構

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2017年 東京大学 改善報告審議結果

「Ⅳ.大学への提言」に対する改善報告についての審議結果大学名:東京大学薬学部本評価実施年度:2017(平成 29)年度2023 年1月 18 日一般社団法人 薬学教育評価機構 総合評価評議会「改善すべき点」に対する改善報告への審議結果※検討所見以外は提出された改善報告書のまま記載しています。1■改善すべき点への対応について改善すべき点(1)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』3.医療人教育の基本的内容(2)指摘事項ヒューマニズム教育・医療倫理教育を目的とする授業、コミュニケーションの基本的能力の教育を目的とする授業を、グループ討議等の能動的な学習方法を積極的に用いる内容に改善する必要がある。(3)本評価時の状況「「薬学概論」では「生命に関わる職業人としてふさわしい行動・態度をとることができるようになるために、人との共感的態度を身につける」という科目の目標がシラバスに記載されているが、学習方略は「講義」となっており、「行動・態度」の教育に有効なグループ討議等の能動的な学習方法は用いられていない。また、「薬学実務実習Ⅰ」では臨床研究を目的としたインフォームド・コンセントや個人情報保護などのルールを教育しているが、シラバスには学生間で討論するなどの学習方略に関する記載がない。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況ヒューマニズム、医療倫理、コミュニケーションに関する内容は、主に、薬学特別講義、薬学実務実習 II(事前学習)では講義形式で行っています。また、ヒューマニズム、医療倫理に関する内容のグループ討議を、医学科、看護学科、薬学科の合同授業で行うようにいたしました。合同授業では、他学部の学生とともに、症例等に基づいて、主に医療倫理に関する理解やコミュニケーション能力の習得に焦点をおいてグループで討議します。合同授業は事前学習の期間中に2回行い、うち 1 回は他大学合同授業として実施しています。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 1. 2021 年度 薬学実務実習Ⅱ 日程表 資料 2. 2021 年度 医看薬合同授業 授業概要1 資料 3. 2021 年度 医看薬合同授業 授業概要22検討所見改善すべき点(1)は、本評価時において、ヒューマニズム教育・医療倫理教育、及びコミュニケーションの基本的能力の教育における能動的な学習方法を用いる授業が少なかった状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、ヒューマニズム教育・医療倫理教育を目的とする科目である「実務実習Ⅱ(事前学習)」の2回を医学科、看護学科、薬学科の合同授業とし、他学部の学生とともに、症例等に基づいて、主に医療倫理に関する理解や多職種とのコミュニケーション能力の習得に焦点をおいたグループ討議を行うことにした。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたが、「薬学特別講義」については講義による授業から改善されておらず、「薬学実務実習Ⅱ(事前学習)」におけるグループ討議も2回に限られているなど、改善が十分に行われているとは言えない。指摘の趣旨を踏まえた改善を進め、能動的な学習方法を用いる授業をさらに充実させることを求める。3改善すべき点(2)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』 3.医療人教育の基本的内容(2)指摘事項ヒューマニズム教育・医療倫理教育において、関連科目の学修成果を総合して目標達成度を評価する指標を設定し、適切な評価を行う必要がある。(3)本評価時の状況「ヒューマニズムおよび医療倫理教育の到達目標を、「研究」および「医療」に二つの観点に分けて設定して評価が行われているとしている。しかし、これによってヒューマニズム教育・医療倫理教育の学修成果を総合した適切な評価が行われているとは言えないので、総合的な目標達成度を評価する指標を設定して評価するよう改善する必要がある。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況「薬学特別講義」、「薬学実務実習Ⅲ(病院実習)」、「薬学実務実習Ⅳ(薬局実習)」、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」の 5 科目で、ヒューマニズム、医療倫理に関する学習成果を評価しています。また、これらの科目における評価から総合的に判断し、卒業時において十分な学修成果が得られていることを教務委員会で確認するようにいたしました。なお、「薬局実習」、「病院実習」では、指導薬剤師による「(1)薬学臨床の基礎【②臨床における心構え】生命の尊厳と薬剤師の社会的使命及び社会的責任」の評価を用いています。また、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」では大学独自の指標を設定しています。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 4. ヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する卒業時の到達目標資料 5. 病院実習、薬局実習におけるヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する評価表資料 6. 薬学実習Ⅵ 成績評価表資料 7. 薬学卒業実習 成績評価表資料 8. ヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する総合的評価表4検討所見改善すべき点(2)は、本評価時において、ヒューマニズム教育・医療倫理教育に関連する科目の学修成果を総合した目標達成度を評価するための指標の設定とそれに基づく達成度評価が行われていなかった状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、ヒューマニズム、医療倫理に関する学修成果が卒業時において十分に得られていることを、「薬学特別講義」、「薬学実務実習Ⅲ(病院実習)」、「薬学実務実習Ⅳ(薬局実習)」、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」の5科目におけるヒューマニズム、医療倫理に関わる内容に対応した学習成果の評価を卒業時に教務委員会が総合的に判断して確認することとした。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたが、「総合的評価表」に列挙されている4科目(「薬学特別講義」、「病院実習」、「薬局実習」、「薬学実習Ⅵ」)の評価を卒業時に教務委員会で確認することだけでは、指摘が求める「関連科目の学修成果を総合して目標達成度を評価する指標を設定した適切な評価」を行っていることにはならないので、指摘の趣旨を踏まえた改善をさらに進めることを求める。5改善すべき点(3)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』3.医療人教育の基本的内容(2)指摘事項コミュニケーション能力を育成する教育において、関連科目の学修成果を総合して目標達成度を評価する指標を設定し、適切な評価を行う必要がある。(3)本評価時の状況「コミュニケーション能力を修得する教育における到達目標を、「研究」および「医療」の二つの観点に分けて設定し、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業研究」、「薬学実務実習Ⅱ~Ⅳ」で評価が行われている。評価の方法には、ルーブリック評価法の導入などが図られ、指標を定めて適切に評価している。しかし、「薬学実習Ⅵ」については、「研究」の一部として学生のコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の総合的な到達レベルを評価しているが、それ以外の科目の成果を含めた「医療」に関するコミュニケーション能力・プレゼンテーション能力についての総合的な達成度が適切に評価されているとは言えないので、改善する必要がある。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況「薬学実務実習Ⅲ(病院実習)」、「薬学実務実習Ⅳ(薬局実習)」、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」の 4 科目で、コミュニケーション能力に関する学習成果を評価しています。また、これらの科目における評価から総合的に判断し、卒業時において十分な学修成果が得られていることを教務委員会で確認するようにいたしました。なお、薬局実習、病院実習では、指導薬剤師による「(2)処方せんに基づく調剤【④患者・来局者応対、服薬指導、患者教育】」の評価を用いています。「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」では大学独自の指標を設定しています。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 4. ヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する卒業時の到達目標資料 5. 病院実習、薬局実習におけるヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する評価表資料 6. 薬学実習Ⅵ 成績評価表資料 7. 薬学卒業実習 成績評価表資料 8. ヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する総合的6評価表検討所見改善すべき点(3)は、本評価時において、コミュニケーション能力を育成する教育に関連する科目の学修成果を総合した目標達成度を評価するための指標の設定とそれに基づく達成度評価が行われていなかった状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、コミュニケーション能力の学修成果が卒業時において十分に得られていることを、「薬学実務実習Ⅲ(病院実習)」、「薬学実務実習Ⅳ(薬局実習)」、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」の4科目におけるコミュニケーション能力に関わる内容に対応した学習成果の評価を卒業時に教務委員会が総合的に判断して確認することとした。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたが、「総合的評価表」に列挙されている4科目(「病院実習」、「薬局実習」、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」)の評価を卒業時に教務委員会で確認することだけでは、指摘が求める「関連科目の学修成果を総合して目標達成度を評価する指標を設定した適切な評価」を行っていることにはならないので、指摘の趣旨を踏まえた改善をさらに進めることを求める。7改善すべき点(4)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』 3.医療人教育の基本的内容(2)指摘事項東京大学医学部附属病院の見学が3年次に希望者を対象としているため、現在の薬学科在籍者には、この見学に参加していない学生が含まれている。新しい薬学教育モデル・コアカリキュラムの「早期臨床体験」の趣旨に合わせた内容の充実と薬学科進学者に対する必修化が必要である。(3)本評価時の状況「東京大学医学部附属病院の見学が3年次に希望者を対象としているため、現在の薬学科在籍者には、この見学に参加していない学生が含まれている。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況病院見学を薬学科進学のための重要な要素としました。病院見学の希望者募集資料に「6 年制希望者は病院見学に参加することが望ましい」と記載しました。ただし、病気等の理由で病院見学に参加できない可能性もあり、また、病院見学の補講は難しいため、現時点では必修ではなく学科選択の重要な要素としています。3 年次に病院見学ができなかった薬学科学生に対しては、4 年次の事前学習の前に病院見学に参加する機会を設け、薬学科進学者全員が事前学習前に病院見学を行うことができるようにいたしました。また、2022 年度からは、学科選択の希望届に「病院見学の参加の有無を記入する欄」を設ける予定です。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 9. 令和 3 年度 病院見学希望 申込資料検討所見改善すべき点(4)は、本評価時において、附属病院の見学が希望者対象であったため薬学科生に未履修者があった状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、病院見学を薬学科選択の重要要素とし、薬学科進学者全員が事前学習前に病院見学を行うことができる体制としたが、必修とはしていない。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたが、指摘の趣旨に沿って附属病院の見学を薬学科進学者には必修とすることを期待する。8改善すべき点(5)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』 4.薬学専門教育の内容(2)指摘事項学生に学習内容をより具体的に伝えるためには、シラバスには各回の授業担当者や授業方法とともに、授業内容と対応する到達目標を明記する必要がある。(3)本評価時の状況「個々の科目のシラバスには、薬学教育モデル・コアカリキュラムに対応する一般目標は記載されているが、到達目標と各回の授業内容との関係が示されておらず、全ての到達目標が網羅されていることは確認できない。学生に学習内容をより具体的に伝えるためには、各回の授業担当者や授業方法とともに、授業内容と対応する到達目標をシラバスに明記する必要がある。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況従来のシラバス(冊子体)には紙幅の制限があるため、授業各回の到達目標(SBO)は記載していませんでした。シラバス(Web 版)の「授業計画詳細情報」ページの各回の「主題と位置づけ」、「学習方法と内容」、「備考」の欄に、授業担当者や授業方法とともに、授業内容と対応する到達目標(SBO)を記載しました。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 10.シラバス(Web 版)2022 年度検討所見改善すべき点(5)は、本評価時において、シラバスに授業内容に対応する到達目標が明記されていなかった状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、シラバス(Web 版)の「授業計画詳細情報」に、授業担当者や授業方法とともに、授業内容と対応する到達目標(SBO)を記載した。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたので、指摘された問題点は改善されたものと判断する。9改善すべき点(6)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』 4.薬学専門教育の内容(2)指摘事項技能や態度を修得する到達目標を含む科目の学習方略が講義になっているなど、学習領域に適した学習方法を用いて授業が行われていない科目が見られるので、到達目標の学習領域に適した学習方法を用いた教育を行う必要がある。(3)本評価時の状況「シラバスの内容から判断すると、「薬学概論」、「発生遺伝学」、「免疫学」、「有機化学Ⅰ」、「構造分子薬学」、「臨床薬理学」、「医療科学Ⅰ」など、技能や態度に関する到達目標を含むにもかかわらず、成績評価をレポートや試験で行っている授業科目が散見され、さらに、技能や態度を修得するできることになっている科目の学習方略が講義となっているなど、学習領域に適した学習方法を用いた教育が行われているとは言えない科目も見られるので、目標の学習領域に適した学習方法を用いた教育を行うよう改善する必要がある。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況シラバス(Web 版)の「授業計画詳細情報」ページに各授業科目の各回の SBO を記載しました。技能や態度を修得する到達目標(SBO)は、実習、演習等、到達目標に適した学習方略を用いていることがわかるように記載しました。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 10.シラバス(Web 版)2022 年度検討所見改善すべき点(6)は、本評価時において、学習領域に適した学習方法を用いた授業が行われていない科目が見られた状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、「授業計画詳細情報」ページに各授業科目の各回の到達目標(SBO)を記載し、改訂モデル・コアカリキュラムで「技能」や「態度」と明示されたSBOsを実習、演習科目に対応させるよう改訂した。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたので、指摘された問題点は改善されたものと判断する。10改善すべき点(7)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』4.薬学専門教育の内容(2)指摘事項「東大独自の薬学専門教育に相当する内容」を含むと記載されている科目については、授業のどの部分が大学独自の教育であるのかをシラバスに明記する必要がある。(3)本評価時の状況「シラバスの 80%以上の授業科目に「東大独自の薬学教育に相当する内容」の記載がある。しかし、シラバスには、それらの授業科目のどの部分が大学独自の専門教育に相当するかが示されていないので、学生が「東大独自の専門教育に相当する内容」を認識できるよう、シラバスに明記する必要がある。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況シラバス(Web 版)の「授業計画詳細情報」ページに各授業科目の毎回の SBO を記載しました。モデル・コアカリキュラムの SBO に指定されていない大学独自の教育は、アドバンスト教育、大学独自の教育であることを記載しました。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 10.シラバス(Web 版)2022 年度検討所見改善すべき点(7)は、本評価時において、シラバスに「東大独自の薬学専門教育に相当する内容」に該当する部分が示されていなかった状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、シラバス(Web版)の「授業計画詳細情報」に毎回の授業内容に対応するモデル・コアカリキュラムのSBOを明記すると共に、対応するモデル・コアカリキュラムのSBOのない内容について「アドバンスト教育」または「大学独自の教育」と表示した。以上のことは、上記(5)の根拠資料から確認できたので、指摘された問題点は改善されたものと判断する。11改善すべき点(8)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』 6.問題解決能力の醸成のための教育(2)指摘事項現在検討が進められている「研究」、「医療」の各領域で指標を設定して目標への到達度を測定する取り組みを発展させ、問題解決能力の醸成に関する総合的な達成度を評価できるものに改善することが必要である。(3)本評価時の状況「問題解決能力に関する卒業時の到達目標を、「研究」と「医療」の2つの領域で設定し、各々の領域で指標を設定して目標の到達度を測定するとしている。しかし、現状でこれらが適用されているのは卒業研究関連の科目に限られており、「医療」の領域における問題解決や、教養部の諸科目で修得した基礎的な能力を含めた問題解決能力の情勢に関する総合的な達成度を測定するための指標を設定した評価が行われているとは言い難い。現在検討が進められている「研究」、「医療」の各領域で指標を設定して目標への到達度を測定する取り組みを発展させ、問題解決能力の醸成に関する総合的な達成度を評価できるものに改善することが必要である。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況「薬学実務実習Ⅲ(病院実習)」、「薬学実務実習Ⅳ(薬局実習)」、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」の 4 科目で、課題設定能力・問題解決能力の醸成に関する学修成果を評価しています。また、これらを総合的に評価し、卒業時に十分な学修成果が得られていることを教務委員会で確認するようにいたしました。なお、薬局実習、病院実習では、指導薬剤師による「(3)薬物療法の実践【③処方設計と薬物療法の実践(処方設計と提案)】薬物療法の問題点の識別と処方設計及び問題解決」の評価を用いています。「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」では大学独自の指標を設定しています。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 4. ヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する卒業時の到達目標資料 5. 病院実習、薬局実習におけるヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する評価表資料 6. 薬学実習Ⅵ 成績評価表資料 7. 薬学卒業実習 成績評価表12資料 8. ヒューマニズム、コミュニケーション能力、問題解決能力に関する総合的評価表検討所見改善すべき点(8)は、本評価時において、問題解決能力の醸成に関する総合的な達成度の評価が行われていなかった状況に対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、課題設定能力・問題解決能力の醸成に関する教育としている「薬学実務実習Ⅲ(病院実習)」、「薬学実務実習Ⅳ(薬局実習)」、「薬学実習Ⅵ」、「薬学卒業実習」における課題設定能力・問題解決能力に関わる内容に対応した学習成果の評価を卒業時に教務委員会が総合的に判断して確認することとした。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたが、「総合的評価表」に列挙されている4科目(「病院実習」、「薬局実習」、「薬学実習Ⅵ」、「卒業実習」)の評価を卒業時に教務委員会で確認することだけでは、指摘が求める「関連科目の学修成果を総合して目標達成度を評価する指標を設定した適切な評価」を行っていることにはならないので、指摘の趣旨を踏まえた改善をさらに進めることを求める。13改善すべき点(9)(1)改善すべき点が指摘された『中項目』 13.自己点検・評価(2)指摘事項東京大学薬学部が行っている自己点検・評価は、外部評価を受審するために組織した委員会が、外部機関の評価項目に従って点検・評価しているに過ぎず、本基準が求める「6年制薬学教育プログラム」に対する自らの点検・評価が行われているとは言い難い。自らの「教育研究上の目的」を実現できるよう、適切な評価項目を設定して6年制薬学教育プログラムを恒常的に自己点検・評価する組織を編成し、定期的かつ継続的に自己点検・評価する体制を構築することが必要である。(3)本評価時の状況「「文部科学省国立大学法人評価委員会」による評価、「大学評価・学院授与機構」による認証評価、「自己評価 21」で行った自己点検・評価の結果は、薬学系研究科・薬学部の構成員に周知されている。これらにおいて指摘された問題点は、薬学部の運営委員会で議論され、必要に応じて薬学部教授会においても検討している。また、各研究室における研究・教育活動の成果を「研究・教育年報」に報告し、研究・教育活動に関して自己点検・評価した結果を公開している。しかし、これらは6年制薬学教育プログラムを学部・学科で自己点検・評価したものではない。今後は、学部が自ら設けた評価項目に基づく6年制薬学教育の恒常的な点検・評価の結果を反映させて改善に結び付ける体制を構築する必要がある。」との指摘を受けた。(4)本評価後の改善状況6年制薬学教育プログラムを恒常的に自己点検・評価することを目的として、教務委員会で、教学アセスメント・ポリシー及び教学アセスメント・チェックリストを作成しました。なお、ディプロマ・ポリシー(DP)、カリキュラム・ポリシー(CP)は、2022 年度のモデル・コアカリキュラムの改定案の公開に合わせて点検を行う予定です。また、DP、CP に基づいてカリキュラムの点検・体系化を行うとともに、各 DPの到達度の評価を行うようにする予定です。(5)改善状況を示す根拠となる資料等(以下に記述した資料は別添のとおり)資料 11. 東京大学薬学部「教学アセスメント・ポリシー」資料 12. 東京大学薬学部「教学アセスメント・チェックリスト」14検討所見改善すべき点(9)は、本評価時において、実施されていた自己点検・評価が、外部機関による評価の受審への対応を目的とするもので、「6年制薬学教育プログラム」に対する自らの点検・評価が行われているとは言い難いものであったことに対して、改善を求めたものである。この指摘に対して、大学は上記(4)の対応をとり、6年制薬学教育プログラムを恒常的に自己点検・評価することを目的とする「教学アセスメント・ポリシー」及び「教学アセスメント・チェックリスト」を作成した。また、2022 年度のモデル・コアカリキュラムの改定案の公開に合わせてディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーの点検を行い、それらに基づいてカリキュラムの点検・体系化を行うとともに、ディプロマ・ポリシーの到達度の評価を行う予定であるとしている。以上のことは上記(5)の根拠資料から確認できたが、これは指摘が求める6年制薬学教育プログラムの恒常的な自己点検・評価の全てを満たすものではないので、指摘の趣旨を踏まえた改善をさらに進めることを期待する。